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それではさっそく事例を見ていきましょう。

午前 問65

*赤色の選択肢が正答です。

50 歳の男性。5年前に筋萎縮性側索硬化症(ALS)と診断された。 誤嚥性肺炎の既往がある。年前に嚥下困難となり胃瘻(いろう)造設術を受け、現在は配偶者の介護により在宅で療養している。四肢の筋萎縮と球麻痺があり、寝たきりで発声は不可能な状態である。在宅医療チームの一員として心理的支援を依頼された。この患者の支援にあたって、念頭におくべき症状として、最も適切なものをつ選べ。

1、褥瘡
2、認知症
3、感覚障害
4、呼吸筋障害
5、眼球運動障害

引用:公認心理師試験 午前問題

考察

岩国の間違えた問題です。注意して考察を読んでください。

恥ずかしながら全く手の出なかった問題です。精神疾患に関しては一通りの知識は仕入れますが、身体病に関しては勉強不足であるということが露呈してしまいました。しっかりと勉強しないといけませんね。

解説に関しては公認心理師・臨床心理士の勉強会さんが非常にわかりやすいので参照してみてください。誤ってはいますがどのようなことを考えていたのかは残しておくことにします。

まず、ALSと聞いて正直テレビで見たような知識しかありませんでした。以前テレビで、ALSの患者さんが京都の街を散歩するという番組がありました。その中で、患者さんは眼球運動を使って、ヘルパーさんに意思を伝えていたのが非常に印象的でした。

その印象もあり、「ALSの方でも眼球運動を使って意思表示できる」という断片的な知識はありましたので、「意思表示できなくなったら大変じゃん!」という安直な発想のもと、5番を選択しました。

今は様々な議論もあるようですが、過去には一度付けた人工呼吸器を医師が外し、書類送検されたこともあります。一度付けた人工呼吸器をはずすという選択肢は、今なお議論があり非常に繊細な問題でもあります。「尊厳死」というテーマを扱う時にALSという病気は、よくテーマにされる病であるようです。なぜならば、意思表示ができるうちに「延命治療を望まない」ということが確認できれば人工呼吸器をつけないという選択肢もありうるからです。

最近では、ターミナルケアや緩和ケアでも心理士の力が求められています。このようなテーマについて勉強を重ねておくことは必要でしょう。

以上のことから、本問の答えは4の呼吸筋障害となります。

最後まで読んでいただきありがとうございました。ツイッターでもブログでも感想やご意見を聞かせていただければと思います。