感覚的には即答できるのですが、根拠を示せと言われると非常に難しかったです。

ただ、私なりに考えてみたので読んでいただけると幸いです。回答は④です。自信あります。

問2 公認心理師のコンサルテーションに関する問題

コンサルについて問うている問題で間違いないと思います。それではコンサルテーションが何なのかという話になりますが、一般的な話をしてもしょうがないので、「コンサルで何が求められているか」ということを中心に考えていきましょう。根拠は基本的にはネットで手に入る行政文書で示していきたいと思います。

まずコンサルテーションに何が求められているのかを、文科省の出しているスクールカウンセラーの業務で確認していきましょう。これは、公認心理師のみを対象にした文書ではありません。しかし、公認心理師はスクールカウンセラーになることができるので、公認心理師の業務としても通じているでしょう。

  コンサルテーションは、あるケースについて、その見方、取り扱い方、かかわり方、などを検討し、適格なコメント、アドバイスなどを行う。カウンセリングよりも指示的な意味合いが強く、従って対象に対するなんらかの見方、意見、コメントなどを、コンサルタントであるカウンセラーが提示しなければならない。コンサルテーションとカウンセリングを混同して、コンサルテーションの場面でただ受容的な傾聴に徹するとしたら、教職員から「なんのアドバイスももらえない」という不満が出てくることになる。

引用:スクールカウンセラーの業務

私は、PCAを好んで用いていますが、コンサルの時はかなり指示的(あくまでも非指示的心理療法の対義語としての指示的)です。助言してなんぼだと思っていますので、こちらから提案などをすることも少なくありません。ここでのポイントは「あるケースについて、その見方、取り扱い方、かかわり方、などを検討し、適格なコメント、アドバイスなどを行う」というところでしょう。

この問題を見るときに「見方、取り扱い方、かかわり方」について十分検討できているかということを考えなければなりません。当然のことですが、問題文を見る限り十分な検討はなされていません。なので、この時点で助言を出すことは不可能ということになります。まずは、このケースを検討するための情報収集を行わなければなりません。そういう意味で、何らかの情報を引き出そうとしている選択肢は③と④です。

③は支援者に対して「幻聴について知識を問う」となっていますが、これはどちらかというとケースの検討というよりも、その支援者自体の力量を測るニュアンスが強いのではないでしょうか。

それよりは、具体的にどのようなところに困難を感じているのかをよく聞き取り、「ケース」についての検討を深める方がベターと言えるのではないでしょうか。