質問

写真がいつも芸術的ですが,誰かに見せたりされていますか

回答

少なくとも、芸術的な勉強を何かしていたことはありません。父が文芸関係の仕事をしていたので、その影響は妙齢になった今ひしひしと感じていますが、写真はどうなのでしょうね。そもそも、私は目から情報を入力するのがそんなに得意ではありません。ちょっとしたことをすぐに見落としてしまいます。だから、芸術の中でも写真や絵画というのは相性が悪そうなものです。

以前NHKのテレビを見ていたら谷川 俊太郎さんが出ていました。その番組では、谷川俊太郎さんが小学校で「小説」についての出前授業を行うというものだった気がします。その時に印象的なシーンがありました。一つの箱が置いてあって中には何が入っているかわからない。そこで谷川さんはこう言うのです。

「今君たちの心の中には、何が入っているのかなという期待とか、蛇とかカエルとかが入っていたらどうしようという不安とかそういうものがあると思う。そのなんとも言い表せない気持ちを表現することが小説を書くということなのかな」

正直内容はあんまり覚えていないので、半分以上は私が作ったセリフになってしまったかもしれません。でも、内容はこんな感じのことだったと思います。その時の私は「これは小説に限らず、すべての芸術に言えることではないかな」と思いました。表現しきれないもやもやを表現していく作業こそが芸術なのかなと。

私は性に対していろいろなもやもやがあります。それは私自身がジェンダーアイデンティティーに迷っているとかそういうことではないのですが、性の表現に対して思うことがあるのです。

例えば、ディズニー映画では王子様とお姫様のキスシーンがあります。地上波で放映されたりもします。そこに、多くの人は違和感を抱きません。きっと嫌悪感もないのでしょう。でも、ある時Twitterを見ていると「注意!同性愛の表現があります!」とか、男性同士がキスしているイラストに対して「違和感や嫌悪感がある」などのコメントが寄せられたりします。

そのコメントをする人達や注意と書いた人を非難するわけではないのです。異性同士であれば当たり前のように消費されるものが、どうして同性だと議論になるのだろうということに「もやもや」があるのです。

このもやもやをうまく表現してくれたのが「snowpeak」という洋服のブランドです。Snowpeakはボーダーレスをテーマにしたアウトドアブランドです。「家とか、山とかそういうことを気にせず、どこでも着られるような服」というのがテーマだと思います。このボーダーレスには当然「男女」も意識されていると思います。だから、男とか女とかそんなことにとらわれることなく切れる服をたくさん出しています。

ネットショップの中に「ジェンダーレス」という項目があって、そこにたくさんラインナップされています。だから、私にとってsnowpeakは芸術です。とても輝いて見えるし素敵だと思います。

私は、犬の写真を勉強したりTwitter以外で誰かに見せているわけではありません。ただ彼女のことをとても愛しています。だから写真を撮るときも「かわいいな」「大好きだよ」という気持ちでとっています。もしかしたら、その私の中のテーマが質問してくれた人の何かに反応して素敵に見えるのかもしれませんね。