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午後 問145

中学生 A 〜 E が学習している。A は社会科に興味があり自ら進んで学習するが、テストのために勉強することが嫌いである。B はテストで良い点を取るために勉強するが、学習内容には関心がない。C は何事に対しても優れた成果を出すために努力し、学習に取り組む時間が長い。D は親や教師に叱られることを避けるために勉強することが多く、学習が楽しいと思ったことはない。E には勉強しないと不安になる傾向があり、学習時間が長い。

内発的動機づけによる学習をしている者として、正しいものをつ選べ。
1、A
2、B
3、C
4、D
5、E

引用:公認心理師試験 午後問題

考察

これを事例問題と言っていいのでしょうかね。個人的には事例問題ではないと思いますが……

当然のことながら答えはAです。
Bは点数という報酬に、Cは優れた成果という評価に、Dは罰を避けるために、動機付けされているので外発的動機付けですね。
Eはちょっと強迫的な感じがしますね。少なくとも、内発的動機付けではないでしょう。

教育現場にいると「勉強しない」という悩みは親からも教師からも語られます。
「どうすれば勉強するようになるのか」というのは、大人にとってある意味普遍的な悩みなのかもしれません。教師や心理職だって勉強を怠ってる人がたくさんいますので、「勉強しない」というのは子どもに限られた話ではありません。

このどちらにも言えることですが、外発的動機付けによる学習というのは結構苦痛なので続かないのかもしれません。生徒を見ていても「数学が好きすぎる!マジでやればやるほど世界が広がって面白いよ!」という人はレアでしょう。多くは「テストでよい点を取るため」「いい評価をもらうため」「大学入試で使うから」です。このようなモチベーションで学習を続けることができるのは、かなり自分を追い込める人でしょう。

もしかしたら企業は自分を追い込める人間が欲しいから、過度の学歴社会にしたのかもしれませんね。そんなことも、思ってしまいます。

大人の場合は、勉強したところで給料が上がるわけではないので、外発的な動機付けさえありません。心理職であっても教師であっても、まったく勉強しなくとも日々の業務にそこまで「支障」が出ることはありません。クオリティは低下しますが。

やっぱり勉強は大切ですね。

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