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午後 問142

32歳の女性 A、会社員。A は2か月前に部署を異動した。1か月ほど前から不安で苛立ち、仕事が手につかないと訴えて社内の健康管理室に来室した。最近疲れやすく体重が減少したという。面接時は落ち着かず手指が細かく震えている。健康管理室でAの状態を評価するために、最初に考慮すべきものとして、最も適切なものをつ選べ。

1、対人関係
2、仕事の能率
3、不安の対象
4、身体疾患の有無
5、抑うつ気分の有無

引用:公認心理師試験 午後問題

考察

現任者講習テキストでさんざん語られた生物心理社会モデルの問題ですね。個人的には、外因内因心理因のほうがしっくり来ているので、割とそちらを使っています。症状が出たときに、身体的・器質的なものから来ているときは外因、脳の機能的な部分から出ているときは内因、ストレスや人間関係などの環境からきているときは心理環境因と考えています。基本的には外因から除外していく必要があります。

このケースでは、気分に症状が出ていますので、これに関して外因内因心理因を探っていきます。外因から除外しますので、気分に症状が出る身体病を考えてみます。甲状腺機能などいくつかの病気が思い当たりますね。少なくとも、この時点の情報で除外できないので内分泌科などを受診してもらうのがよさそうですね。内因としては、うつ病をはじめとしたさまざまな状態が想像できます。身体的に何もなかったら内因を除外する必要がありそうです。その二つが違うとなったら、4以外の選択肢の出番になります。

なので、この場合最初に考慮しなければならないのは4の身体疾患の有無になります。

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